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霰粒腫は日頃よくみる代表的な外眼部疾患であり,治療の機会も少なくない。しかし,その発症機序については不明な点も多く,治療法についてもいまだに議論の多い不思議な眼疾患の1つである。霰粒腫の病理組織像は巨細胞を伴った肉芽腫性炎症であるが,臨床像を反映するかのように病理学的にもバリエーションがみられる。霰粒腫の臨床と病理をしっかりと理解しておくことは,しばしば問題となるマイボーム腺癌(脂腺癌)などの悪性腫瘍との鑑別のうえからも重要である。
参考文献
1)三戸秀哲:霰粒腫―新しい概念と手術顕微鏡下所見.あたらしい眼科 20:1631-1634,2003
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