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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科65巻10号

2011年10月発行

今月の表紙

水晶体脱臼

著者: 薄井紀夫1 鈴木健司1 坂本泰二2

所属機関: 1総合新川橋病院 2鹿児島大学

ページ範囲:P.1569 - P.1569

文献概要

 症例は64歳,女性。右眼硝子体腔への水晶体落下(過熟白内障)に関して硝子体手術予定であったが,再診時,水晶体がひょっこり前房内に現れた。そこで同日,水晶体を全摘したのちに眼内レンズを縫着し,現在も経過良好である。後日,左眼にも水晶体膨化を認めたため白内障手術を行った。

 撮影にはトプコン社製のSL-D7を使用した。バックグラウンドはoff,スリット幅をやや太めにして正面から光を入れ,真横から観察した。前房内に脱臼した水晶体(過熟白内障)の様子を表現するために深度を浅くして水晶体に焦点を絞り,水晶体がオーバーにならないようにフラッシュ光量に注意して撮影した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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