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特集 眼科診療:5年前の常識は,現在の非常識! 3 緑内障 ■診断
原発閉塞隅角緑内障の診断と隅角検査
著者: 酒井寛1
所属機関: 1琉球大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.196 - P.200
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以前の常識
●原発閉塞隅角緑内障は隅角の閉塞により診断していた。
●隅角閉塞を細隙灯顕微鏡の光が瞳孔領に入った状態で診断していた。
●隅角閉塞は主に周辺虹彩前癒着による器質的閉塞を指していた。
現在の常識
●原発閉塞隅角緑内障は隅角の閉塞と緑内障性視神経症のある症例として診断する。
●隅角閉塞は暗室で細隙灯顕微鏡の光を瞳孔領に入れずに診断する。これを静的隅角鏡検査という。
●隅角閉塞は線維柱帯と虹彩が接触しているだけの機能的隅角閉塞も含めて診断する重要性が認識されている。
●暗室で施行可能な超音波生体顕微鏡検査により機能的隅角閉塞を診断することが可能である。
以前の常識
●原発閉塞隅角緑内障は隅角の閉塞により診断していた。
●隅角閉塞を細隙灯顕微鏡の光が瞳孔領に入った状態で診断していた。
●隅角閉塞は主に周辺虹彩前癒着による器質的閉塞を指していた。
現在の常識
●原発閉塞隅角緑内障は隅角の閉塞と緑内障性視神経症のある症例として診断する。
●隅角閉塞は暗室で細隙灯顕微鏡の光を瞳孔領に入れずに診断する。これを静的隅角鏡検査という。
●隅角閉塞は線維柱帯と虹彩が接触しているだけの機能的隅角閉塞も含めて診断する重要性が認識されている。
●暗室で施行可能な超音波生体顕微鏡検査により機能的隅角閉塞を診断することが可能である。
参考文献
1)He M, Friedman DS, Ge J et al:Laser peripheral iridotomy in primary angle-closure suspects:biometric and gonioscopic outcomes―the Liwan Eye Study. Ophthalmology 114:494-500, 2006
2)Foster PJ, Buhrmann R, Quigley HA et al:The definition and classification of glaucoma in prevalence surveys. Br J Ophthalmol 86:238-242, 2002
3)Foster PJ, He M, Liebmann J:Epidemiology, classification and mechanism. Weinreb RN and Friedman DS(eds):Angle Closure and Angle Closure Glaucoma. WGA consensus series 3, pp1-20, Kugler, Netherland, 2006
4)Radhakrishnan S, Goldsmith J, Huang D:Comparison of optical coherence tomography and ultrasound biomicroscopy for detection of narrow anterior chamber angles. Arch Ophthalmol 123:1053-1059, 2005
5)Wang D, Pekmezci M, Basham RP:Comparison of different modes in optical coherence tomography and ultrasound biomicroscopy in anterior chamber angle assessment. J Glaucoma 18:472-478, 2009
6)Sakata LM, Lavanya R, Friedman DS et al:Assessment of the scleral spur in anterior segment optical coherence tomography images. Arch Ophthalmol 126:181-185, 2008
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