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特集 眼科診療:5年前の常識は,現在の非常識! 6 神経,外眼部,腫瘍などの疾患 スペシャルレクチャー
角結膜腫瘍におけるマイトマイシンC・インターフェロン局所投与
著者: 藤田陽子1 吉川洋1
所属機関: 1九州大学大学院医学研究院眼科学分野
ページ範囲:P.444 - P.446
文献購入ページに移動角結膜の悪性腫瘍の治療は従来手術治療が基本で,浸潤範囲が広い場合は切除後の眼表面再建に苦慮することがある。近年,マイトマイシンC(mitomycin C:MMC)や5-フルオロウラシル(5-fluorouracil:5-FU)などの抗癌剤,またインターフェロン(interferon:IFN)の点眼や病巣周囲注射が,角結膜上皮内新生物(corneal/conjunctival intraepithelial neoplasia:CIN)や結膜悪性黒色腫(conjunctival malignant melanoma:CMM)の治療のオプションとして注目されている1~4)。
ここでは筆者らがよく行っている治療法として,①CINに対するMMC点眼治療と②CMMに対するIFN治療を紹介する。
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