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連載 眼科図譜・359
神経線維腫症1型に発症した著明なうっ血乳頭を初発とする神経膠芽腫の1例
著者: 西野和明1 新田朱里1 内野晴登2 山口秀2 小林浩之2 吉田富士子1 齋藤三恵子1 齋藤一宇1
所属機関: 1回明堂眼科・歯科 2北海道大学大学院医学研究科脳神経外科
ページ範囲:P.1870 - P.1872
文献購入ページに移動神経線維腫症1型(von Recklinghausen病)は,皮膚をはじめ各臓器に多彩な病変を生ずる常染色体優性の遺伝性疾患である1)。そのなかで頻度は低いものの脳腫瘍として神経膠腫,星細胞腫などを合併することがある2)。今回筆者らは,神経線維腫症1型の患者で,視力低下や視野欠損を主訴とし著明なうっ血乳頭を初発症状とした神経膠芽腫の1例を経験したので報告する。
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