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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科65巻5号

2011年05月発行

文献概要

特集 第64回日本臨床眼科学会講演集(3) 原著

End user computingを活用した大学病院眼科の電子化

著者: 若宮俊司1 後藤克聡1 春石和子1 桐生純一1

所属機関: 1川崎医科大学眼科学

ページ範囲:P.655 - P.660

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要約 目的:当院での電子カルテ導入に伴う電子化の一部をEnd user computingで行った報告。対象と方法:下記の3点を行った。①画像ファイリング装置交換に伴ったデータ移行。②未熟児眼底カメラRetCamの電子カルテへの接続。③散瞳カメラ画像のパノラマ作成ソフトの作成。結果:サーバ内の全画像を解析して検査種別を分別し,付帯情報はXMLファイルから取得した。ゲートウェイPCを介して接続された。Canon眼底カメラでパノラマが作成可能となった。結論:本報告で行った電子化は本来的にはorganizational computingで行われるべき種類のものであろう。

参考文献

1)角田 司・若宮俊司・佐藤 修・他:病院管理から見たEUCの功罪.医療情報学 29(Suppl):151-155,2009
2)若宮俊司・白鳥義宗・岡垣篤彦・他:現況の病院情報システムに対して医療者が作成するソフトウェアが訴えるもの.医療情報学 27(Suppl):217-219,2007
3)若宮俊司・山内一信:既存のシステムを利用した簡易な職員健診システムの構築.医療情報学 25(Suppl):496-498,2005
4)若宮俊司:医療者が作成する医療用ソフトの可能性と将来性.日本クリニカルパス学会誌 8:171-175,2006
5)夏住茂夫・松本掲典・新貝欣久・他:オープンソースを目指したPACS/医療情報統合システムKPECKの開発.医療情報学 24:79-87,2004
6)山田 深・大田哲生・里宇明元・他:FIMTM採点支援コンピュータプログラム「iFIM」の開発.総合リハビリテーション 3:69-76,2006
7)福原 慶・猪川和朗・池田佳代・他:PK-PD理論に基づくvancomycinのTDM支援ソフトウェア(VCM-PKPD)の開発.TDM研究 24:185-192,2007
8)若宮俊司:フリーウェアを利用した病院業務の支援システム.医療情報学 23(Suppl):406-409,2003
9)Wakamiya S, Yamauchi K:A new approach to systematization of the management of paper-based clinical pathways. Computer Method and Programs in Biomedicine 82:169-176, 2006
10)Wakamiya S, Yamauchi K, Kiryu J et al:Management system of paper-based critical pathways developed in each hospital:Comparison between medical school hospital and general hospital. Conference Book of 2007 IEEE/ICME International Conference on Complex Medical Engineering. 319-323, 2007
11)若宮俊司・山内一信:我が国の医療分野におけるEUCの現状と寄与.医療情報学 29(Suppl):158-163,2009
12)佐藤 修・若宮俊司・岡垣篤彦・他:End user computingは医療において,どのように寄与しなければならないか,寄与するか? 医療情報学 29(Suppl):133-138,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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