文献詳細
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文献概要
Glaucomaという病名は古代ギリシャの時代からあり,ヒポクラテスの書いたものにも出てくるそうです。このことから,「緑内障はずっと昔からあった」と思いたくなりますが,現代のわれわれが理解している意味での「緑内障」は1830年,すなわち19世紀になってからの新しい概念なのです。
ナポレオンは1821年,ゲーテは1832年に世を去りましたが,この頃までは「緑内障は白内障のこと」というのが定説でした。白内障は手術で治るけれども,緑内障は治らないことで区別されました。その理由は説明されていません。
ナポレオンは1821年,ゲーテは1832年に世を去りましたが,この頃までは「緑内障は白内障のこと」というのが定説でした。白内障は手術で治るけれども,緑内障は治らないことで区別されました。その理由は説明されていません。
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