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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科66巻1号

2012年01月発行

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ことば・ことば・ことば 緑眼

ページ範囲:P.48 - P.48

文献概要

 Glaucomaという病名は古代ギリシャの時代からあり,ヒポクラテスの書いたものにも出てくるそうです。このことから,「緑内障はずっと昔からあった」と思いたくなりますが,現代のわれわれが理解している意味での「緑内障」は1830年,すなわち19世紀になってからの新しい概念なのです。

 ナポレオンは1821年,ゲーテは1832年に世を去りましたが,この頃までは「緑内障は白内障のこと」というのが定説でした。白内障は手術で治るけれども,緑内障は治らないことで区別されました。その理由は説明されていません。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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