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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科66巻11号

2012年10月発行

文献概要

特集 オキュラーサーフェス診療アップデート 1.病態理解に役立つ新しい検査法 涙液

生体染色検査アップデート

著者: 横井則彦1

所属機関: 1京都府立医科大学大学院医学研究科視覚機能再生外科学

ページ範囲:P.15 - P.18

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Point

1.眼表面疾患の診断や鑑別診断に生体染色は必須である。

2.主な生体染色には3種類(フルオレセイン染色,ローズベンガル染色,リサミングリーン染色)ある。

3.フルオレセイン染色では,ブルーフリーフィルターの使用で病変の明瞭な観察が可能である。

4.フルオレセイン染色では,涙液層の動的な観察が可能で,ドライアイの病態把握に有用である。

5.ローズベンガル染色は,その刺激性のため,近年,リサミングリーン染色にとって替わられている。

参考文献

1)Chodosh J, Dix RD, Howell RC et al:Staining characteristics and antiviral activity of sulforhodamine B and lissamine green B. Invest Ophthalmol Vis Sci 35:1046-1058, 1994
2)Argüeso P, Guzman-Aranguez A, Mantelli F et al:Association of cell surface mucins with galectin-3 contributes to the ocular surface epithelial barrier. J Biol Chem 284:23037-23045, 2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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