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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科66巻11号

2012年10月発行

文献概要

特集 オキュラーサーフェス診療アップデート 1.病態理解に役立つ新しい検査法 画像解析・視機能

角膜形状解析アップデート

著者: 渕端睦1 前田直之1

所属機関: 1大阪大学大学院医学研究科感覚器外科学(眼科学)

ページ範囲:P.45 - P.48

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Point

1.プラチド型角膜形状解析装置は,角膜屈折力分布を色分けして表示することが可能で,角膜不正乱視の有無とその形状を把握することができる。

2.スリットスキャン型角膜形状解析装置は,角膜前面の形状解析と同時に角膜後面の形状や角膜厚の分布を表示できる。

3.スリットスキャン型角膜形状解析装置では,角膜前後面での屈折から,角膜全体の屈折力や角膜の高次収差を測定することができる。

4.前眼部OCTによる角膜形状解析では,涙液や混濁の影響を受けにくい。角膜移植後や円錐角膜の進行例でも角膜形状測定ができる。

参考文献

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8)Argento C, Cosentino MJ, Badoza D:Intraocular lens power calculation after refractive surgery. J Cataract Refract Surg 29:1346-1351, 2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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