臨床眼科66巻11号

2012年10月発行

特集 オキュラーサーフェス診療アップデート

1．病態理解に役立つ新しい検査法 病理

病理組織検査の原則

著者： 小幡博人¹

所属機関： ¹自治医科大学眼科学講座

ページ範囲：P.93 - P.97

文献概要

Point

1．観察したい部位を標本にするため切り出しが重要である。

2．小さい検体が多いためマーキングをする。

3．結膜は固定液に入れる前に濾紙の上に伸展する。

4．HE染色のほかにPAS染色をオーダーする。

参考文献

1）Putterman AM：Conjunctival map biopsy to determine pagetoid spread. Am J Ophthalmol　102：87-90, 1986

2）小幡博人：眼科検査法ハンドブック，第4版．pp 373-377，医学書院，東京，2005

3）小幡博人：眼科領域．病理と臨床　26（臨時増刊号）：327-333，2008

4）小幡博人：病理学．大鹿哲郎（編）：眼科学．pp 1572-1581，文光堂，東京，2011