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あとがき
著者: 鈴木康之
所属機関:
ページ範囲:P.224 - P.224
文献購入ページに移動 『臨床眼科』2012年2月号をお送りします。本号では小特集として「疾患メカニズムの新しい理解と治療の展開」と題してサイトメガロウイルスぶどう膜炎,視神経炎,眼内リンパ腫,加齢黄斑変性,マイボーム腺機能不全の5つの病態が取り上げられており,それぞれ最新の知見をまとめていただいています。視神経炎における抗アクアポリン4抗体陽性例が比較的多くの症例でみられることは非常に驚くべきことで,最初にステロイドパルスを行うのはいいとして,それが無効ないしは効果が低かった場合に血漿交換療法に踏み切るべきなのかどうか,さらに行う場合はどの程度の頻度でどの程度の期間行うべきなのかということも,まだまだはっきりしていません。ぜひこの分野のさらなる知見の集積,治療の発展をお願いしたいと思います。また,加齢黄斑変性の抗VEGF療法についても確かに効くのだけれど一体いつまで続ければいいのかという問題があり,今後の治療法の発展に目が離せない分野です。
小特集以外にも連載記事や貴重な症例報告など,いずれも読みごたえがあります。網膜剝離ファイトクラブも第4回に入り,ますます調子が出てきた感じです。実際に自分ならどうするかと考えながら読んでいくと興味が増し,より実践的な知識が得られると思います。ちなみに今回の症例は私はバックルを考えましたが,最初の栗山先生が硝子体手術を勧められており,オヤっと思ってそのまま興味深く読み進め,「EKC」には笑わせていただきました。今後のファイトクラブも楽しみです。
小特集以外にも連載記事や貴重な症例報告など,いずれも読みごたえがあります。網膜剝離ファイトクラブも第4回に入り,ますます調子が出てきた感じです。実際に自分ならどうするかと考えながら読んでいくと興味が増し,より実践的な知識が得られると思います。ちなみに今回の症例は私はバックルを考えましたが,最初の栗山先生が硝子体手術を勧められており,オヤっと思ってそのまま興味深く読み進め,「EKC」には笑わせていただきました。今後のファイトクラブも楽しみです。
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