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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科66巻3号

2012年03月発行

文献概要

特集 第65回日本臨床眼科学会講演集(1) 原著

タフルプロスト使用患者における1年間の治療継続率に関する調査結果

著者: 吉田紳一郎1

所属機関: 1吉田眼科病院

ページ範囲:P.287 - P.289

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要約 目的:タフルプロストによる点眼治療の継続率の報告。対象と方法:過去7か月間にタフルプロストによる治療を開始した緑内障または高眼圧症271例520眼を対象とし,1年間の治療継続率を調査した。男性127例,女性144例で,年齢は22~93歳,平均70歳である。タフルプロストから別の薬剤への変更,併用薬の追加,薬剤に起因するタフルプロストの中止を治療中止と定義した。結果:65例を除いた206例での1年間の治療継続率は84%(173例)であった。除外した65例は,来院中止45例,続発緑内障の治療終了8例,死亡や転居など12例であった。結論:タフルプロストによる点眼治療は,1年間で高率に継続された。

参考文献

1)日本緑内障学会緑内障診療ガイドライン作成委員会:緑内障診療ガイドライン(第2版).日眼会誌 110:777-814,2006
2)桑山泰明・米虫節夫:0.0015% DE-085(タフルプロスト)の原発開放隅角緑内障または高眼圧症を対象とした0.005%ラタノプロストとの第Ⅲ相検証的試験.あたらしい眼科 25:1595-1602,2008
3)兵頭涼子・林 康人・鎌尾知行・他:プロスタグランジン点眼容器の使用性の比較.あたらしい眼科 27:1127-1132,2010
4)Fristrom B, Uusitaro H:A randomized, 36-month, post-marketing efficacy and tolerability study in Sweden and Finland of latanoprost versus non-prostaglandin therapy in patients with glaucoma or ocular hypertension. Acta Ophthalmol 88:37-43, 2010
5)Arias A, Schargel K, Ussa F et al:Patient persistence with first-line antiglaucomatous monotherapy. Clin Ophthalmol 4:261-267, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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