文献詳細
今月の表紙
文献概要
症例は37歳,女性。1か月前に左眼の歪視を自覚し,近医を受診した。眼底出血を指摘され,当院を受診した。初診時の視力は右(1.5),左(0.5)で,眼圧は左右とも14mmHgであった。前眼部,中間透光体に異常はなかった。全身的な自覚症状もなく,特記すべき既往歴もなかった。眼底検査にて,両眼にRoth斑を含めて網膜出血が多発していたため,全身検査を行った。血液検査では白血球増多と貧血を認め,内科を受診したところ,他の検査データを含めて慢性骨髄性白血病と診断された。
写真は当院初診時のものである。撮影に際しては,TOPCON TRC・50DXを用い,画角50°にて中心窩上方のRoth班にピントを合わせ,同耳側・同下方が構図に入るようにした。
写真は当院初診時のものである。撮影に際しては,TOPCON TRC・50DXを用い,画角50°にて中心窩上方のRoth班にピントを合わせ,同耳側・同下方が構図に入るようにした。
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