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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科67巻10号

2013年10月発行

文献概要

臨床報告

黄斑円孔を伴う黄斑下血腫が生じた網膜細動脈瘤の6例

著者: 石原理恵子1 岡野内俊雄1 岡本和夫1

所属機関: 1倉敷成人病センター眼科

ページ範囲:P.1755 - P.1761

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要約 目的:黄斑下血腫と黄斑円孔が続発した網膜細動脈瘤6例の報告。症例:過去40か月間に硝子体手術を行った網膜細動脈瘤6例6眼を対象とした。男性1例,女性5例で,年齢は76~82歳である。手術は推定発症日から2週以内に行った。所見:6眼すべてに網膜細動脈瘤と連続する網膜下出血と黄斑円孔があった。中心窩から網膜細動脈瘤までの距離は1.2乳頭径以内であった。5例で0.5以上の最終視力を得た。結論:網膜下出血を伴う網膜細動脈瘤では,黄斑円孔は必ずしも視力予後の不良因子ではない。黄斑円孔は網膜下出血により圧出された可能性がある。

参考文献

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2)浜由起子・堀田一樹:網膜細動脈瘤破裂に対する硝子体手術後経過.眼科手術 18:101-105,2005
3)舘奈保子・植田芳樹・黒川由加:網膜細動脈瘤の血腫部位別手術成績.眼臨紀 1:1127,2008
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12)黒田 龍・岡野内俊雄・山根貴司・他:黄斑円孔を合併した網膜細動脈瘤の1例.眼臨医報 99:352,2005
13)佐藤里奈・安川 力・松原明久・他:網膜細動脈瘤破裂に合併した黄斑円孔.眼臨医報 100:637,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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