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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科67巻11号

2013年10月発行

文献概要

特集 図で早わかり 実戦!眼科薬理 Ⅱ.眼科臨床薬理各論 1.外眼部・前眼部疾患

ウイルス性結膜炎

著者: 庄司純1

所属機関: 1日本大学医学部視覚科学系眼科学分野

ページ範囲:P.52 - P.56

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POINT

◎アデノウイルス結膜炎の治療は,抗菌点眼薬や副腎皮質ステロイド薬による対症療法で自然治癒を待つ治療法がとられる。

◎アデノウイルスに対して用いられる主な消毒薬は,① アルコール類,② 次亜塩素酸塩,③ ヨード剤である。

◎単純ヘルペス結膜炎の治療には,ウイルスの核酸合成阻害薬であるアシクロビルまたはバラシクロビルが用いられる。

参考文献

1)薄井紀夫:ウイルス性結膜炎のガイドライン.院内感染対策.日眼会誌 107:27-32,2003
2)竹内 聡:アデノウイルス結膜炎の臨床,疫学および分子遺伝学.井上幸次・内尾英一・大野重昭(編):NEW MOOK眼科2;眼のウイルス感染症.金原出版,pp 1-12,2002
3)中川 尚:急性出血性結膜炎.井上幸次・内尾英一・大野重昭(編):NEW MOOK眼科2;眼のウイルス感染症.金原出版,pp 13-22,2002
4)中川 尚:単純ヘルペスウイルス2型(HSV-2)と感染症.あたらしい眼科 15:1077-1081,1998
5)庄司 純・稲田紀子・齋藤圭子・他:カポジ水痘様発疹症における前眼部病変の検討.眼科 41:291-296,1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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