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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科67巻11号

2013年10月発行

文献概要

特集 図で早わかり 実戦!眼科薬理 Ⅱ.眼科臨床薬理各論 1.外眼部・前眼部疾患

細菌性角膜炎

著者: 佐々木香る1

所属機関: 1星ヶ丘厚生年金病院眼科

ページ範囲:P.72 - P.78

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POINT

◎サーベイランス,感受性,FICを考慮すると,グラム陽性球菌ではニューキノロン+セフメノキシム点眼薬,グラム陰性桿菌ではニューキノロン+アミノグリコシド点眼薬を選択する。

◎高濃度,頻回点眼が可能という点眼薬の特性から,臨床所見と薬剤感受性結果の解離がみられることもある。

◎実際の病態には,菌によるバイオフィルムの形成や炎症細胞の集積があるため,物理的除去(掻爬)も考慮する。

◎角膜炎の起因菌のうち,ニューキノロンの耐性菌として注意が必要なのは,MRSA(methicillin-resistant Staphylococcus aureus),コリネバクテリウム,非定型抗酸菌(マイコバクテリウム),放線菌である。

参考文献

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11)佐々木香る・稲田紀子・熊谷直樹・他:緑膿菌角膜炎における臨床所見の検討―新しい代表所見としてのブラシ状混濁の提言.あたらしい眼科 30:255-259,2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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