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べらどんな 過剰照明
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ページ範囲:P.319 - P.319
文献購入ページに移動 昔の眼科の外来は暗かった。壁は墨で真っ黒に塗ってあった。診察台には半分が透明,あとの半分が磨りガラスの石丸電球のスタンドが立ち,河本式検眼鏡で眼底検査をした。切手くらいの大きさの凹面鏡で電球の光を反射させ,プラス13Dのレンズで眼底を倒像で見る。壁が黒いのは,自分の目をあらかじめ暗順応させるためである。
家の中も暗く,天井から下がった裸電球ひとつが室内を照らしていた。
家の中も暗く,天井から下がった裸電球ひとつが室内を照らしていた。
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