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今月の表紙
Fabry病
著者: 鶴留康弘1 寺崎浩子2
所属機関: 1明和病院 2名古屋大学
ページ範囲:P.653 - P.653
文献購入ページに移動撮影には,TOPCON社製SL-D7+写真撮影装置SL-PT54Nを用い,スリット幅約10~12mm,アームを耳側に約40°に振り,長さ7mm,背景照明オフ,絞り9,16倍に設定した。角膜の全体像を観察するため,スクレラル・スキャッター法にて撮影した。渦巻き状の角膜混濁は,淡く写し出されるため,ピント合わせと露出のコントロールが難しい。露出アンダーや,スリットの位置がずれると,角膜周辺部まで写し出されない。露出オーバーだと,白とびを起こす。虹彩,瞳孔を背景に白い混濁とのコントラストをつけ,中央から周辺にかけての渦巻き状混濁が引き立つようピント合わせをした。
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