文献詳細
増刊号 ターゲット別! 画像診断お助けガイド—基本画像から最新モダリティまで
Ⅳ 小児の特異性
文献概要
◎先天性角膜混濁は両眼性が多く,重篤な視覚障害の原因となる。
◎先天性角膜混濁では隅角形成異常を伴いやすい。
◎しばしば緑内障を合併するため,眼圧測定が必須である。
◎乳幼児は眼球拡大により眼圧上昇が代償されることに留意する。
◎超音波生体顕微鏡(UBM)は高度角膜混濁における前房隅角の形状把握に有用である。
◎先天性角膜混濁では隅角形成異常を伴いやすい。
◎しばしば緑内障を合併するため,眼圧測定が必須である。
◎乳幼児は眼球拡大により眼圧上昇が代償されることに留意する。
◎超音波生体顕微鏡(UBM)は高度角膜混濁における前房隅角の形状把握に有用である。
参考文献
1)Shigeyasu C, Yamada M, Mizuno Y et al:Clinical features of anterior segment dysgenesis associated with congenital corneal opacities. Cornea 31:293-298, 2012
2)Nischal KK, Naor J, Jay V et al:Clinicopathological correlation of congenital corneal opacification using ultrasound biomicroscopy. Br J Ophthalmol 86:62-69, 2002
3)國原依里子,竹中丈二,近間泰一郎・他:前眼部の形態変化を観察できた前眼部形成不全の1例.日本眼科学会雑誌 116:650-656,2012
4)朴真紗美,桐生純一,栗本康夫・他:超音波バイオマイクロスコープによる強膜化角膜と小角膜の前眼部の観察.日本眼科学会雑誌 101:69-73,1997
掲載誌情報