icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科68巻11号

2014年10月発行

文献概要

増刊号 ターゲット別! 画像診断お助けガイド—基本画像から最新モダリティまで Ⅳ 小児の特異性

小児の角膜

著者: 吉川晴菜1 池田陽子1 外園千恵1

所属機関: 1京都府立医科大学眼科

ページ範囲:P.352 - P.354

文献購入ページに移動
◎先天性角膜混濁は両眼性が多く,重篤な視覚障害の原因となる。

◎先天性角膜混濁では隅角形成異常を伴いやすい。

◎しばしば緑内障を合併するため,眼圧測定が必須である。

◎乳幼児は眼球拡大により眼圧上昇が代償されることに留意する。

◎超音波生体顕微鏡(UBM)は高度角膜混濁における前房隅角の形状把握に有用である。

参考文献

1)Shigeyasu C, Yamada M, Mizuno Y et al:Clinical features of anterior segment dysgenesis associated with congenital corneal opacities. Cornea 31:293-298, 2012
2)Nischal KK, Naor J, Jay V et al:Clinicopathological correlation of congenital corneal opacification using ultrasound biomicroscopy. Br J Ophthalmol 86:62-69, 2002
3)國原依里子,竹中丈二,近間泰一郎・他:前眼部の形態変化を観察できた前眼部形成不全の1例.日本眼科学会雑誌 116:650-656,2012
4)朴真紗美,桐生純一,栗本康夫・他:超音波バイオマイクロスコープによる強膜化角膜と小角膜の前眼部の観察.日本眼科学会雑誌 101:69-73,1997

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?