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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科68巻2号

2014年02月発行

文献概要

連載 眼科図譜・366

網膜動脈ループ形成症に網膜分離症を合併した1例

著者: 岡本紀夫1 張野正誉2 樫本良亮3

所属機関: 1おかもと眼科 2淀川キリスト教病院眼科 3兵庫医科大学眼科

ページ範囲:P.184 - P.185

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緒言

 網膜動脈ループ形成症は先天的なものであり偶然に発見されることが多い1,2)。ほとんどが無症状なことが多く,検診や網膜血管閉塞症や硝子体出血を発症して発見されることがある。一方の網膜分離症は,光干渉断層計(optical coherence tomograph:以下,OCT)により診断が容易になった。今回,片眼の網膜動脈ループ形成症に網膜分離症を合併した1例を経験したので報告する。

参考文献

1)田村正人・熱海 治・吉本弘志:乳頭上網膜血管ループ形成症の11例.眼紀 42:304-310,1991
2)山代浩人・坂田広志・平川裕二・他:網膜動脈ループ形成症の8例.眼臨 83:481-488,1989
3)横内裕敬・上村敦子・武田憲夫・他:乳頭上網膜動脈ループ形成症に黄斑上膜を合併した1例.眼臨 10:895-897,2004
4)Khandhadia S, Trump D, Menon G et al:X-linked retinoschisis maculopathy treated with topical dorzolamide, and relationship to genotype. Eye(Lond) 25:922-928, 2011
5)有田直子・林 英之・内田英一・他:黄斑部網膜分離症に対してドルゾラミド点眼治療を行ったGoldmannFavre病の2例.眼臨紀 6:104-111,2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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