文献詳細
今月の表紙
文献概要
症例は32歳,男性。2009年に当院を初診し,経過を観察していた円錐角膜患者である。2011年9月下旬に右眼痛で来院した。細隙灯顕微鏡で急性水腫に伴う角膜中央部の穿孔を認めた。前眼部OCTで検査したところ,角膜穿孔が確認され,前房が消失し,虹彩が角膜後面に付着した状態であった。急性水腫に伴う角膜穿孔と診断し,順天堂大学眼科に紹介し,3日後に右眼全層角膜移植術の施行となった。
その後の経過は順調で,2013年より当院にて経過観察している。5月に右眼ハードコンタクトレンズを処方し,矯正視力は発症前の(0.5)から,(1.2)と改善した。
その後の経過は順調で,2013年より当院にて経過観察している。5月に右眼ハードコンタクトレンズを処方し,矯正視力は発症前の(0.5)から,(1.2)と改善した。
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