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Vogt-小柳-原田病
著者: 内田強1 坂本泰二2
所属機関: 1昭和大学 2鹿児島大学
ページ範囲:P.1196 - P.1196
文献購入ページに移動初診時視力は右0.3(矯正1.2),左0.1(矯正0.6),眼圧は右12mmHg,左14mmHg。両側の軽度前房内炎症,視神経乳頭の発赤あり。後極を主とする広範囲の漿液性網膜剝離を両側に認め,炎症所見の特に強かった左眼では,網膜周辺部から毛様体扁平部にかけて全周に滲出性変化がみられた。フルオレセイン蛍光眼底造影にて,早期の脈絡膜充盈遅延,中期に顆粒状蛍光漏出,後期には網膜下への色素貯留とVogt-小柳-原田病の典型的所見を呈した。
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