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増刊号 緑内障なんでも質問箱—エキスパートに聞いたら最新エビデンスをもとにズバリと答えてくれた!
序文
著者: 稲谷大1
所属機関: 1福井大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.3 - P.3
文献購入ページに移動 緑内障は,眼のさまざまな異常や全身疾患から由来して,視神経が不可逆に障害される疾患の総称である。そのため,眼圧,隅角,視野,眼底などの所見に基づいて多角的に診断する必要があり,治療に関しても,薬物治療やレーザー治療,手術治療に分類され,それぞれの治療手段のなかにも,さらに多数の選択肢が存在する。この複雑な緑内障について,緑内障の各専門分野の最前線で診療や研究を行っている医師や研究者に執筆をお願いして,緑内障の最新の情報を網羅し,かつエビデンスに基づいた科学的な書籍をなんとか出版できないかと私は以前から考えていた。
しかし,科学的に重厚な書籍であれば,「こちらの調査では有意な差があった。別の調査では有意な差がなかった」という記載が続くだけの文章になってしまい,一般の読者を混乱させ,単調で退屈な書籍に終わってしまうかもしれない。そこで,「緑内障なんでも質問箱」と題して,玄人目線,素人目線を織り交ぜて,可能な限り網羅的に思いつく限りの緑内障に関する質問を私のほうから各執筆者に投げてみて,一般読者にわかりやすく簡潔に回答してもらうという形式をとってみた。読者が,とりあえずわからないことを早く知りたいという場合は,目次を見てもらって,自分の疑問に近いページを探し,冒頭の答えを読んで,あとは,本文をつまみ食いで読んでいただくような活用をしていただければと考えている。
しかし,科学的に重厚な書籍であれば,「こちらの調査では有意な差があった。別の調査では有意な差がなかった」という記載が続くだけの文章になってしまい,一般の読者を混乱させ,単調で退屈な書籍に終わってしまうかもしれない。そこで,「緑内障なんでも質問箱」と題して,玄人目線,素人目線を織り交ぜて,可能な限り網羅的に思いつく限りの緑内障に関する質問を私のほうから各執筆者に投げてみて,一般読者にわかりやすく簡潔に回答してもらうという形式をとってみた。読者が,とりあえずわからないことを早く知りたいという場合は,目次を見てもらって,自分の疑問に近いページを探し,冒頭の答えを読んで,あとは,本文をつまみ食いで読んでいただくような活用をしていただければと考えている。
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