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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科69巻12号

2015年11月発行

文献概要

文庫の窓から

『泰定養生主論』

著者: 中泉行弘1 林尋子1 安部郁子1

所属機関: 1研医会

ページ範囲:P.1692 - P.1696

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 『泰定養生主論』全16巻は元の時代,王中陽の著作で,妊娠のことに始まり,嬰児・幼年期から老年に至るまでの養生法と運気論による説明,また病の原因,診断法,治療法などがまとめられた書物である。

 研医会図書館の所蔵する『泰定養生主論』は2冊ある。ひとつは寛永7年(1630)「新町通町頭 蘆甚左衛門,室町薬師町 宇野善五郎」が刊行した古活字版の1冊本(図1〜3)で,もう一方は目録の26までの項目のうち,7項目を載せる最初の巻のみがある刊本である(図4〜6)。

参考文献

1)西岡為人:中国醫書本草考.井上書店,大阪,1974
2)傳 維康(主編),呉 鴻洲(副編),河合正久(編訳):中国医学の歴史.東洋学術出版社,千葉,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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