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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科69巻5号

2015年05月発行

文献概要

特集 第68回日本臨床眼科学会講演集(3) 原著

照度計を用いた羞明の評価の検討

著者: 乾有利1 宇津木航平1 河端陽子1 植田芳樹1 舘奈保子1

所属機関: 1真生会富山病院アイセンター

ページ範囲:P.731 - P.734

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要約 目的:照度計を用いることで,羞明を数値化できないかを検討する。対象と方法:過去2年間に羞明の訴えのあった15例(男性3例,女性12例),平均年齢63.5±12.7歳を対象とした。検査室の明るさを上げていき,最初に羞明の訴えのあった照度を記録した。結果:羞明を訴えた照度は平均612.1±263.8lxで,眼瞼痙攣では最も低く330.0±136.0lxであった。処方した遮光眼鏡の視感透過率と今回の値との相関はなかった。結論:照度計での羞明評価は参考になると考えられた。

参考文献

1)平見恭彦・栗本康夫:原因究明のコツ.あたらしい眼科 27:575-580,2010
2)山田信也:まぶしさの防御法.髙橋 広(編):ロービジョンケアの実際.85,医学書院,東京,2002
3)若倉雅登:意外な原因:混乱視,薬剤性,精神病性と眼瞼けいれん.あたらしい眼科 27:621-625,2010
4)守本典子:ロービジョンケア 残された視力をどう生かすか 遮光眼鏡.眼科ケア 5:280-285,2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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