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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科69巻8号

2015年08月発行

文献概要

連載 目指せ!眼の形成外科エキスパート・第12回

拡大眉毛下皮膚切除術—“自然”な上まぶたのたるみ取り

著者: 一瀬晃洋1

所属機関: 1神戸大学大学院医学研究科形成外科学

ページ範囲:P.1142 - P.1146

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はじめに

 上眼瞼除皺といえば,重瞼線付近の皮膚の切除が一般的でしたが,近年では眉毛下皮膚切除術を第一選択として患者さんに推奨しています。眉毛下の長い傷跡は目立つイメージがありますが,上手に手術を行うと傷跡は思いのほか目立たず,不自然な二重ができたりして困ることが少ない術式といえます。開瞼も楽になるため患者さんの満足度が高い方法なのですが,単に皮膚を切り取るだけの術式ではなく,デザインや切開・縫合法など失敗しないためのコツがいくつかあります。本稿では,拡大眉毛下皮膚切除術の術式や合併症の対策などを解説します。

参考文献

1)Parkes ML:Correction of upper lid blepharocholasis. Eye Ear Nose Throat Mon 33:349-350, 1954
2)林 寛子・冨士森良輔・廣田龍一郎・他:眉下皺取り術の効果.日本美容外科学会会報 25:114-118,2004
3)Ichinose A, Tahara S:Extended preseptal fat resection in Asian blepharoplasty. Ann Plast Surg 60:121-126, 2008
4)Sugimoto T:Blepharoplasty in Orientals. Aging eyelids. Problems in plastic and reconstructive surgery 1:510-519, 1991
5)一瀬晃洋・杉本 庸・杉本孝郎・他:【顔のアンチエイジング美容外科手術】老人性眼瞼下垂に対する上眼瞼形成術 拡大眉毛下皮膚切除術.PEPARS 30:17-21,2009
6)Ichinose A, Sugimoto T, Sugimoto I et al:Extended infrabrow excision blepharoplasty for dermatochalasis in asians. Arch facial Plast Surg 13:327-331, 2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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