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臨床實驗
眼窩内皮腫
著者: 石川正臣1
所属機関: 1金澤醫大眼科教室
ページ範囲:P.22 - P.24
文献購入ページに移動Endothelioma内皮腫は,1869年Golgiが始て命名し,眼窩に於ては1888年Hartmannが最初に報告した。本邦では昭和26年5月迄に私の調べた範圍内では,眼窩,眼瞼を含めて67例の報告をみ,明治24年加藤氏の報告に初まる。眼窩内皮腫は眼瞼のそれよりも多い樣である。私は比較的早期から視力の低下を來たし,且つ眼球突出及び前頭部の鈍痛を訴え,初期に眼窩骨膜炎,視神經炎として治療を受けたが好轉せず,當外來を訪れた患者で,眼窩腫瘍の診斷の下に摘出,鏡検の結果,淋巴管内皮腫であつた1例を報告する次第である。
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