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臨床實驗
腦下垂體前葉及び甲状腺の家兎血清カルシューム量に及ぼす影響に就いて(第1報),他
著者: 藤永豊1
所属機関: 1鳥取大學醫學部眼科學教室
ページ範囲:P.60 - P.66
文献購入ページに移動緒言
神鳥教授等1)2)はさきに網膜色素變性症患者の血清カルシューム量(以下「カ」と省略する)を測定した結果,健康者に比して減少していることを認め,之に半腦下垂體前葉及び甲状腺の移植療法(臓器療法)を施し増加を認め,以て臓器療法が有效である事を強調し發表したが,私は家兎に就て牛腦下垂體前葉或は甲状腺を移植し,其等の機能亢進を,又家兎腦下垂體或は甲状腺を摘出し機能脱落を實驗的におこし「カ」を測定した。
神鳥教授等1)2)はさきに網膜色素變性症患者の血清カルシューム量(以下「カ」と省略する)を測定した結果,健康者に比して減少していることを認め,之に半腦下垂體前葉及び甲状腺の移植療法(臓器療法)を施し増加を認め,以て臓器療法が有效である事を強調し發表したが,私は家兎に就て牛腦下垂體前葉或は甲状腺を移植し,其等の機能亢進を,又家兎腦下垂體或は甲状腺を摘出し機能脱落を實驗的におこし「カ」を測定した。
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