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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科7巻10号

1953年10月発行

文献概要

銀海餘滴

新しいホルモンの話

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所属機関:

ページ範囲:P.587 - P.587

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 最近のホルモン界の動向は未知のホルモンが發見されたというよりも,ホルモンの化學が進歩して,各種のホルモンが純粋にしかも多量に得られるようになつたので,新しい生理作用がわかつたり,新しい臨床的應用法が解つてきたことです。
 コルチゾンコルチゾンは副腎皮質ホルモンの一種で,性ホルモン等と同じようにステリン體で,單離されたのは1936年でありますが,難治な慢性リウマチス關節炎に著効があることがわかつて今世界に注目されるに至りました。長い年月慢性リウマチ關節炎に悩んで,歩行できなかつた者が,コルチゾン療法を受けると短時間に苦痛が去り,歩行できるようになつたのですから無理もありません。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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