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特集 眼科臨床の進歩Ⅱ
腦下垂體移植の眼科的應用—特に網膜色素變性に就て
著者: 高安晃1
所属機関: 1鹿兒島縣立大學眼科
ページ範囲:P.799 - P.808
文献購入ページに移動 腦下垂體移植を初めて行つたのは1933年Rue-der u. Wolffで腦下垂體性疾患即ち尿崩症等に應用した。吾國では中教授が1949年行い發育機轉の再生,老衰の防止,性的神經衰弱症,體質の改善等に有効な事を報告した。吾眼科領域では網膜色素變性症に神鳥氏,その他各大學,病院等で行つて好結果を報告した。吾眼科教室では昭和25年10月來今尚手術を經續しているが本年7月迄に102例の經驗を經て一應網膜色素變性症にこの方法が適應症として適當である事が證明されたので茲に報告し尚更らに研究を續け進歩的な方法に何かの指針でも得られるならば甚だ幸である。
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