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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科7巻12号

1953年11月発行

文献概要

臨床實驗

胸廓成形術による大出血後に起つた視力障碍と4分の1半盲

著者: 逸見和雄1

所属機関: 1群大眼科

ページ範囲:P.949 - P.951

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 失血の後に視力障碍の起ることはすでにHipp-ocrates時代から記載があり,外國においては之に關する報告はかなり多く,最近約10ヵ年間だけでも約10例の記載がある。然るに我國では,大正12年增田氏の子宮出血後に起つた中心暗點を伴う視力障碍,次いで神田氏の胃出血による同名性半盲,福岡民の胃出血による1眼の視力障碍と視神經萎縮の3例があるに過ぎない。私は大出血を伴つた胸廓成形術直後に視力障碍を起し,その恢復後4分の1半盲を始している患者を觀察する機會を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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