文献詳細
臨床實驗
イルガピリンの使用經驗
著者: 坂上英1 加藤直太1 重松典雄2 佐野公子2 山元時雄3 知原秀明
所属機関: 1京大眼科 2北野病院眼科 3京都遞信病院眼科
ページ範囲:P.978 - P.982
文献概要
イルガピリンは,ピラツオン誘導體ブタゾリヂンとアミノピリンの等量より成つているという化學的組成に基く藥理學的性質からして,鎮痛,解熱,消炎の諸作用を有しているが,更にこ,W.CKuzell, R.W.Schaffarzick, B.Brown, E.A.Mankel等は,ラツテを使用してブタゾリヂン,アミノピリンの腦下垂體副腎系に對する作用を検査し,アミノピリンは前葉を刺戟してコルチコトロピンの放出を起すものと推定されると報告している。
掲載誌情報