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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科7巻12号

1953年11月発行

臨床實驗

イルガピリンの使用經驗

著者: 坂上英1 加藤直太1 重松典雄2 佐野公子2 山元時雄3 知原秀明

所属機関: 1京大眼科 2北野病院眼科 3京都遞信病院眼科

ページ範囲:P.978 - P.982

文献概要

イルガピリンのロイマチス性疾患に於ける卓効については既に多くの報告がなされ,更に疼痛性の神經疾患,諸種關節疾患等に對しても優れた効果を有することは今日廣く認められているところである。(Belart, Burkhard, Matis and Bauer,Gsell und Muller, Fenz, Fischer, Kienle, Lo-wenhardt, Lasch, Moritz und Nowark, Stett-bacher, Wilhelmi)
 イルガピリンは,ピラツオン誘導體ブタゾリヂンとアミノピリンの等量より成つているという化學的組成に基く藥理學的性質からして,鎮痛,解熱,消炎の諸作用を有しているが,更にこ,W.CKuzell, R.W.Schaffarzick, B.Brown, E.A.Mankel等は,ラツテを使用してブタゾリヂン,アミノピリンの腦下垂體副腎系に對する作用を検査し,アミノピリンは前葉を刺戟してコルチコトロピンの放出を起すものと推定されると報告している。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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