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臨床實驗
眼疾患に對するコーチゾン療法の檢討(第2報)—コーチゾンの創傷治癒に及ぼす影響に關する實驗的研究,臨床所見/眼疾患に封するコーチゾン療法の検討(第3報)—コーチゾンの房水蛋自量,アノンブミン量,グロブリン量及びpHに及ぼす影響に就いて
著者: 吉岡久春12 三村璋一郞12 山口哲二2
所属機関: 1長崎大學眼科學教室 2長崎大學眼科
ページ範囲:P.985 - P.997
文献購入ページに移動從來のこの方面の研究をみると,Ragan andothers.(1949), Spain and others (1950)等の實驗的研究によれば,コーチゾンで處置したものは新生線維芽細胞の形成が妨害されるが,すでに形成された肉芽組織には無害であると報告した。眼科に於ては僅かに,Leopold and others (1951),Newell and Dixon (1951), Ashton and Cook(1951),Steen (1951),山敷等の實驗的報告があるのみで,氏等は主に角膜上皮再生に關するもので,其の他の創傷治癒に關する點は全く不明である。
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