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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科7巻13号

1953年12月発行

臨床實驗

松果腺腫瘍摘出例

著者: 三根亨1 林三郞1

所属機関: 1京都大學眼科教室

ページ範囲:P.1023 - P.1026

文献概要

 松果腺腫瘍は外國に於ては極めて稀有な疾患とされているが,本邦に於ては可成り屡々見られる。本腫瘍は致命的な閉塞性内腦水腫を必發し,外科的手術を必要とするのであるが,その位置的關係から腫瘍の摘出は極めて困難で,その摘出成功例は内外の文献に依るも20餘例であり,日常生活に支障のない程度に迄恢復したものは10例に滿たない。
 我々は最近術前には診斷が困難であつたが,數回の手術に依つて遂に鶏卵大の松果腺腫瘍の摘出に成功したので,症例をここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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