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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科7巻13号

1953年12月発行

文献概要

臨床實驗

多發性軟骨性外骨腫を合併せるクルーゾン氏病と推定される1例

著者: 丹羽泰仲1 赤塚俊一1 田岡和代1

所属機関: 1名古屋大學眼科

ページ範囲:P.1027 - P.1030

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 1912年Crouzonが從來の頭蓋畸形とは別に,Dystostosis craniofacialis hereditaria famili-alisと命名して1頭蓋畸形を擧げ,別箇獨立疾患として發表してより内外を通じ之を獨立疾患として認めた症例報告は相當數あり,之等の中には,合併的に身體遠隔部の畸形(指趾癒合等)を伴つたもの,又は,單獨的に顔面のみ,頭蓋のみ,腦底部のみの畸形等があるが,身體骨各部に多發性軟骨性外骨腫を合併せる症例報告は未だその例を見ない樣である。私共はこの2疾患の合併した極めて珍らしい症例に遭遇したので茲に記載したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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