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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科7巻13号

1953年12月発行

文献概要

臨床實驗

興味ある視野所見を呈したる腦室内膠腫の剖見例に就て

著者: 中村滋1

所属機関: 1慶應大學眼科

ページ範囲:P.1055 - P.1057

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 半盲症に關しては,外國に於てはHenschon,Uhthoff, Wilbband u. Saenger等の記載を始め戰時中にては頭部外傷に就ては多數の報告が有り我國に於ても保利,井上,小口氏等の戰時報告を始め,其他總計200例以上の症例報告が有る。然して半盲症を生ずる原因としては種々擧げられているが,腦腫瘍を原因として半盲症を生じた場合には,何等かの全身症状を現はす事が多い。私は第三腦室に發生した膠腫に依り,定型的な同名性半盲症を呈し,而も殆んど他に随伴現象を伴はない珍らしい1例を經驗したので茲に報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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