臨床眼科7巻13号

1953年12月発行

臨床實驗

慶大眼科學教室に於る網膜剥離症の手術成績に就いて

著者： 下山順司¹

所属機関： ¹慶應大學眼科

ページ範囲：P.1059 - P.1060

文献概要

　網膜剥離に對する手術的療法はGonin以來種々改良發展を遂げた。本邦に於ても從來より熊谷中嶋，廣瀨，盛，出羽，渡邊，石川．江塚，百々中野氏等の成績が報告されて居り，慶大眼科教室に於ても昭和9年以來植村教授指導のもとに本症に對して手術的療法を行い菅沼氏により其の第1回報告が發表されて居り，次で今井氏が報告されて居るが，今回は終戰後以來，昭和27年末まで，約7年間，86例に於ける手術成續を報告する次第である。