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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科7巻13号

1953年12月発行

文献概要

臨床講義

頭蓋咽頭腫と腦下垂體腺腫との鑑別

著者: 井街讓1

所属機関: 1神戸醫科大學

ページ範囲:P.1061 - P.1065

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 視力障碍のために眼科受診し,視神經單性萎縮を發見されると先づ,X線により頭蓋影像を調べる。トルコ鞍が擴大していて,視野が耳側狹窄でもあれば,殆んど常に腦下垂體腺腫と診斷され,その大部分は徒らにX線治療が行われている。然しトルコ鞍の擴大を示すものは,腺腫に限らず,種々のものが擧けられる。今日,諸君に示す症例は何れも頭蓋咽頭腫であり,殆んどすべて腦下垂體腺腫として他の病院でX線治療の後,惡化して紹介されて來たものばかりである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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