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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科7巻13号

1953年12月発行

文献概要

私の經驗

眼科手術に際し補助麻醉の必要を提唱する—I.Pentabarbital Calcium (Ravona)の應用

著者: 水川孝1 高木義博1

所属機関: 1徳島大學眼科

ページ範囲:P.1067 - P.1069

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 吾國のどの教科書をみても(手術學專門書にさえと言いたいが),眼手術學に於ける麻醉の項は,局所麻醉法の説明に主力が向けられ,局所麻醉に併用すべき補助麻醉殊に前麻醉には特別の考慮が拂われないまゝに放置されている。又臨床の實際をみても,眼の手術は簡單にすむものという印象を與えて局所麻醉のみでやる習慣がある樣だ。殊に外來の手術にはその傾向があり,眼の手術は恐しいと考えている患者を前記の手段で納得させているのが多い樣だ。
 この事實は,現在まで眼科領域に適當な補助麻醉劑がなかつたためによるとも言えそうだ。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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