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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科7巻2号

1953年02月発行

文献概要

特集 第6回日本臨床眼科学会講演集(普通講演)

(3)組織透明化による腦内細動脈の研究—特に網膜中心動脈と腦内細動脈との比較

著者: 蒲山久夫1 坂本正敏1 德川博武2

所属機関: 1慶大眼科學教室 2慶大病理學教室

ページ範囲:P.85 - P.88

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 眼動脈と腦動脈とが姉妹的關係にあるということは,我々が眼底血壓等を論ずる場合に屡々引用される言葉である。云うまでもなく,腦へ血液を供給する主幹の一つである内頸動脈は,頭蓋内において,眼動脈を分枝する。從つて,腦動脈と,眼動脈とは相似する條件下に置かれ易いと云う事は容易に想像せられる事實である。しかし乍ら此の兩者の相似性,若しくは相違性に關する細部に亙る研究は比較的少ない。筆者等は眼動脈の分枝の内,眼底血壓測定に際して問題となる網膜中心動脈と,それに相當する腦内細動脈とを解剖學的に比較検討せんがために,人腦の透明標本を作製した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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