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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科7巻4号

1953年04月発行

文献概要

臨床實驗

慢性腎炎患者に見た眼底白點症と暗順應—特に特發性夜盲性眼底白點症との關係

著者: 飯沼巖1

所属機関: 1和歌山醫大眼科

ページ範囲:P.303 - P.305

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 私は先に樋口,近江1)と共に「上皮性結膜乾燥症に見た網膜白點症」と題して,慢性ビタミンA缺乏症と考えられる一婦人の網膜内層に,無數の小白點を認め,暗順應状態を検査したところ,先天性夜盲性眼底白點症(Lauber)の夫れに似た暗順應曲總を得たことを報告したのであるが,今回は慢性腎炎を有する一婦人の眼底を検査して同じく網膜内層に小白點を見出し,之亦類似した暗順應曲線を示すことを知つた。
 そこで之等網膜内層の小白點と暗順應曲線との間に於ける關連性に就て,些か考按するところがあつたので報告したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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