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臨床實驗
各種疾患に於ける前房隅角鏡檢査所見(2)—アラヒノダクチリーを伴う水晶體偏位症
著者: 大野泰治1
所属機関: 1九州大學醫學部眼科教室
ページ範囲:P.327 - P.330
文献購入ページに移動 アラヒノダクチリー(Arachnodaktylie)を伴う水晶體偏位症は1896年Marfanが最初に報告して以來,歐米は勿論我が國に於ても多數の發表記載があるが,本症の前房隅角鏡所見に就ての報告は私の調べた範圍では皆無である。但し1945年Busaccaはアラヒノダクチリーを伴わない單なる水晶體偏位の2例に就き隅角鏡所見を發表している。
私は自作隅角鏡(臨眼6巻3號)とKoeppe氏舊型接眼レンズを用いアラヒノダクチリーを伴う水晶體偏位の前房隅角を検する機會を得たので,こゝに報告する次第である。
私は自作隅角鏡(臨眼6巻3號)とKoeppe氏舊型接眼レンズを用いアラヒノダクチリーを伴う水晶體偏位の前房隅角を検する機會を得たので,こゝに報告する次第である。
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