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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科7巻5号

1953年05月発行

銀海餘滴

魚眼蛋白質で白内障治療は不可

ページ範囲:P.357 - P.357

文献概要

 紐育市の眼科專門醫Adolph Posner氏は白内障患者の眼に魚の水晶體蛋白質を注射し其の白内障翳を外科的に除去することにはいやが上にも充分な注意を拂うべきであると眼科醫に警戒を加えた論文を公表した。
 米國醫學協會誌上に發表された論文によれば魚の水晶體の蛋白質の注射を受けた患者は外科的には過敏性となり,激しい炎症を來たし,時には失明をさえ來たしたといつている。此注射の件はGins-ebrg, Jacobi及Shropshire氏等により1952年に提唱されたものだが,之等の人々は此蛋白質の注射により白内陣の翳は漸次消失すろと報告したものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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