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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科7巻6号

1953年06月発行

文献概要

臨床實驗

肝膽道疾患と眼所見(第1報)

著者: 高橋衞1

所属機関: 1西北病院眼科

ページ範囲:P.251 - P.253

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 肝膽道疾患に際し手術後時として原因不明の所謂肝臓死を見る事があり,又心臓に器質的疾患をもつ膽道疾患々者に於ては罹患膽嚢の除去によつて非常に有利になる事がBabcockにより報告されて居る。一方松尾教授は膽石症に悩めるものの豫後は膽出血により死亡せるものが多いと述べて居り,肝機能の複雑性は現在行われて居る肝機能検査を以てしても尚解決出來ないと云うべきであります。
 肝膽道疾患時の眼症状といたしましては網膜血管充血,白斑,出血,溷濁及浮腫等が擧げられて居ります。然しながら系統的な觀察記載は殆んど無い樣であります。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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