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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科7巻6号

1953年06月発行

文献概要

銀海餘滴

日本眼科醫會の近況

著者: 中泉

所属機関:

ページ範囲:P.253 - P.253

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 4月1日より健康保険の點數がかなり廣く改正されたので,各府縣支部に早速通知したので,各位も御承知の事と思います。抗生物質の使用範園が廣げられたし,コーチプレもどうにか使用を認められたので,多少は眼科の1件當り請求點數も増加する事と思う。この統計が出る迄はまだ2,3ヵ月さきの事である。なるべく廣く活用されん事を,又活用の方法を充分に御研究の程を御願申上ます。御不明の點は所屬府縣眼科醫會に質問され,なお不審の點は東京の事務所宛御質問下されば喜んで出來るだけの回答を致します。なお東京地區で認められた斜照法,撤照法を眼底檢査2點に準ずるという件は質疑に對する厚生省の回答として發表され,近日中に全國で通用する樣になる豫定ですから,この發表を注意して居て下さい。日本眼科醫會名簿は5月中旬出來各府縣に御送り申上ましたから,大多數の方は御受取の事と存じます。昨年暮に急いで編輯した爲に間違が多く,脱落が澤山あります。始めての事とて何卒御許下さる樣御願申上ます。早速訂正版を出し次回よりは完全を期します。昨年暮の停電と停瓦斯の爲に印刷不可能となり,其責任の歸屬が不明で大變におくれた事を深く御詑申上ます。
 5月22日に埼玉縣支部長の秋谷博愛博士が永眠されました。本會の爲に戰前より引つづき支部長として活動された事を深く感謝して謹んで哀悼の意を表し,御冥福を祈ります。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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