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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科7巻8号

1953年08月発行

臨床實驗

バンサインの散瞳作用に就て

著者: 緖方昇1

所属機関: 1國立熊本病院眼科

ページ範囲:P.442 - P.443

文献概要

 最近アトロピン樣作用を有する同成藥劑が多數出現しているが,塚原,山田氏等はDiethylami-noethyl-diphenyl glycolate Hydrochloride (pa-rpon)を大木氏は〔N (β diäthlaminoathyl)〕-aminophenylessigsäure (adopon)を散瞳劑として試用し好成績を得ている。
 私は胃潰瘍の特效藥としてSearle社で發賣中のMethanthelinebromide (Banthine)の内服が散瞳と調節麻痺を來した症例にヒントを得て,本劑の局所使用による散瞳作用を検討し,散瞳劑として幾多の利點ある事實を認め得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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