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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科7巻8号

1953年08月発行

文献概要

銀海餘滴

リケツチア性疾患

著者:

所属機関:

ページ範囲:P.451 - P.451

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 リケツチア性疾患のなかで現在の日本に重要なのは發疹チフスと發疹熱とつつが虫病の3つである。このほかにQ熱というのも外國から輸入される危險があるので注意されているが,まだ日本では患者は出ていない。
 もともとこの病氣を起すリケツチアはシラミが人を刺して感染するのではなく,シラミの糞の中にたくさんに現れ,人がかゆいといつて皮膚を引かいたときにそこから感染することが多いし,おそらくシラミの糞がホコリになつて吸入されても感染するのでいずれにせよ患者の衣服の消毒も大事である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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