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臨床實驗
圓鋸術後の濾過性瘢痕形成に就て
著者: 曲直部正夫1
所属機関: 1大阪遞信病院
ページ範囲:P.484 - P.488
文献購入ページに移動F.N.とは周知の如く鞏膜鋸孔上を被える球結膜面に生じたElliot氏の隆起部(Buckll乃至Kissl)を指すが私の經驗(後記)を申す迄もなく文献上で明らかな如く圓鋸術の治療効果を期するには術後この隆起部が形成される事が第一に緊要な事である。斯界の權威者山本教授が昭和17年京都眼科學會席上圓鋸術と言う題で講演された時圓鋸術の効果は一つにかゝつてF.N.形成如何にある旨強調された事は眞に至言であらう。
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