icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科7巻9号

1953年09月発行

文献概要

臨床實驗

強力ネオミノフアーゲンCに依る眼疾患の臨床治驗

著者: 市原正文1

所属機関: 1東京都職員飯田橋病院眼科

ページ範囲:P.519 - P.524

文献購入ページに移動
 ミノフアーゲンCは十數年前にアミノ酸とグルクロン酸を主體とした抗アレルギー性劑として出され,これに含硫アミノ酸であるシスティンの抗ヒスタミン性を添加したのが強力ネオミノフアーゲンC (以下S.M.C.と略す)である。S.M.C.は血液學的にはアレルギー性顆粒増多症を抑制し,同時にアレルゲンに依る組織障碍である變化を制禦し,病理組織學的にはシュワルツマン反應に對し主としてシステインが皮膚或は肺のアレルギー病變を阻止する。故に眼科領域に於ける各種アレルギー性病變又はアレルギー性疾患に對し,抗レスタミン劑を使用すると同樣に或は寧ろ更に有効に使用出來るのではないかと思考した。而して本劑は先に眼科領域に於ては三橋,林氏の實驗治驗の報告がある。
 余は昭和27年春より約1ヵ年本劑を以下述ぶる疾患に試用し,いささかの成績を得たので此處に追加報告をする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら