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臨床報告
就学時健康診断における家庭および健診時視力検査結果の比較検討
著者: 藤村芙佐子1 半田知也1 川守田拓志1 庄司信行13 種田芳郎2 清水公也3
所属機関: 1北里大学医療衛生学部視覚機能療法学 2種田眼科医院 3北里大学病院眼科
ページ範囲:P.97 - P.101
文献購入ページに移動対象と方法:健診前に保護者へ検査説明書類を配布し家庭にて視力測定を実施,1.0判読の可否を記録した。健診時視力検査は,13校706名が対象児全員に実施(全員実施群),10校194名が家庭にて1.0判読不可の児を中心に実施(抽出実施群)された。健診時は学校保健安全法に準拠し,視能訓練士が裸眼もしくは眼鏡視力を測定した。
結果:家庭と健診時の視力検査結果一致率は全員実施群72.5%,抽出実施群68.5%で両群間に差はなかった(p=0.118)。
結論:家庭と健診時の視力検査結果の一致性は約7割にとどまり,健診時視力検査は対象児全員に実施する必要性が示された。
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